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楽器演奏→腕のしびれ、指が動きにくい

2022/03/15
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私は20代中頃まで、音響の仕事をしておりました関係で、現在でも楽器を演奏される方を施術する機会がちょくちょくあります。

 

ピアノ(鍵盤)やギター、ベース、ドラムを演奏される方を施術する機会が多い気がします。


40代男性、
ベースを演奏(本番中)していると左手の指が動きにくくなる、普段から左腕がしびれ、腕をあげるとビリビリしびれる、と言った症状の方が来院。


状態と動きの確認、

首を左右に動かすと、首に痛み、左腕にしびれ。
首から出る神経根の圧迫は大丈夫。
筋肉性の痛みとしびれの可能性。

 


施術、
首、胸の筋肉の緊張を緩める。

肋骨、背骨、肩甲骨など胸郭全体の動きを拡げ柔らかく動くように調整。

施術後は、まだしびれは残るが、首の可動域、腕をあげる動作の可動が拡がる。

 


我々は診断をすることが出来ないのですが、恐らく胸郭出口症候群と呼ばれる症状。

ヘルニアのしびれとは別の筋肉のコリの問題。

 


この方は週に1回の施術で、5~6回程で大分状態が良くなったとのこと。

現在も定期的に施術をしていますが腕がしびれたり指が動きにくくなることは無く演奏出来ているようです。

 


このような腕のしびれや痛みはデスクワークをされる人にもよくみられる症状です。

楽器の演奏、デスクワークなどの姿勢は、首や肩周辺の筋肉を緊張させてしまい、腕の神経の血行が悪くなりしびれが起こります。

 

 

早めの対応をして、しびれを長引かせずに寛解できた方が良いと思います。

放っておくと神経線維が傷んで症状が長引いたり悪化してしまいます。

早めの対応をしましょうm(__)m