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眼精疲労と頭痛20代女性

2022/07/23
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長時間のパソコン仕事で頭痛、恐らく眼精疲労で頭が痛い。

 

目の奥をマッサージしたいけど出来ない(T_T)
肩や頭をマッサージしてみても痛いのは目からだし(ToT)
という方の施術。

 

所見
首が左に倒れている。
顔が少し右に回旋。
眼球が右上に動かしにくい。特に右目に強い突っ張り感が出る。

 

施術
先ずは呼吸を深くするために胸郭の調整。
次は下肢から血流の促進。

どのような症状であっても、酸素と血流が全身に巡ることが大切、特に脳ミソ。

そのあとに首と頭、固くなった首の筋肉を緩める。


頭と首を繋ぐ筋肉は三半規管を通して眼球と連動して働きます。
目を動かす筋肉が疲れると首の後ろの筋肉も緊張します。


施術は、ゆっくり圧をかける、さする、揺らすだけ、ボキボキ関節を鳴らしたり、グイグイ強く押したりはしません。


筋肉のバランスが整うと首の傾きや顔の向きが揃います。


最後に眼球の筋肉を支える顔の骨の調整。
と言っても頭とか顔の骨はダイナミックに動きません。ほぼ動きません。


小顔矯正とか色々ありますが…(--;)脂肪とむくみの変化で骨は動きません。

 

それでも施術をすると眼球が動きやすくなります。
圧の深さと刺激が必要になります。

 

調整には、骨や筋肉等を直接動かす場合と皮膚や筋肉等の接触刺激を使って神経系を働かせる方法があります。


これで施術終了。
施術後は目が開けやすくなり滑らかに目が動きます。

 

 

今回の眼精疲労と頭痛。

 

眼球を動かす筋肉は外眼筋といいます。

 

三半規管は、外眼筋の緊張と弛緩の信号を受け取り、首と筋肉に信号を送り身体全体のバランスを取ろうとします。
(その逆もあります。前庭動眼反射。頭の動き→眼球運動)


パソコンやスマホなどを長時間操作することで外眼筋の一部が凝り固まると眼精疲労を感じます。

さらに凝り固まった筋肉の異常な信号を三半規管が受け取り、さらに必要がない信号を首の筋肉にも送り首の筋肉を緊張させてしまいます。

これで眼精疲労と頭痛の出来上がり。

予防法は、疲れを少しでも感じたら目を閉じて力を抜いて1分間休憩。

こまめに目を休めましょう(_ _)