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右腕のしびれ50代男性

2022/08/09
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デスクワーク中、腕がしびれて辛い、以前からたまに感じることがあったけど数日すると治まっていたので放っておいたが今回は1ヶ月経っても治まらないと言うか酷くなったという方。


所見
首を動かすとしびれが出る。
特に上を向く動作、しびれの範囲からすると恐らく頸椎の神経6番(--;)ヘルニアか…。

他にも肩や首、顔の筋肉にも圧痛があり、しびれが出現。
神経根性のしびれと筋性のしびれの混合した状態と思われる。

座り姿勢の状態では右の首から肩、背中の筋肉の過緊張。常に筋肉に力が入りっぱなし。
この状態は血流が悪くなるので神経も血行不良。
しびれも出やすくなります。


施術
この方の場合、首を動かすとしびれが出る為、首には動きの大きい調整はNG。

先ずは、筋性のしびれに対してのアプローチ。
足先から首に向かって筋肉や筋膜の緊張を取り除いていきます。

右側の筋肉の過緊張がある場合は、反対側の筋肉が滑らかに動かせていないこともあります。

右側の固い筋肉にばかり気を取られていると思うように施術が進みませんし、効果も持続しにくくなります。

この方の場合は左の胸郭(肋骨)の吸気時の拡張が上手く出来てませんでした。

首の筋肉の圧痛ポイントや関節の動きでしびれの出方を確認、普段の姿勢と呼吸の意識をしてもらうようにして初回は終了。


2回目以降の施術では、頸椎の緊張した筋肉を緩める、引き続き肩~腕の血行の促進。
左胸郭の可動域を広げる。

一週間の感覚で施術を数回。

5~6目の施術を迎える頃にはしびれは減って仕事や日常生活に支障はなくなったとのこと。

現在は2~3週に1回くらいの間隔で日頃の疲れとりの施術。

今回はしびれの施術。

しびれは代表的な神経症状。
ヘルニアや狭窄症などがよく聞くしびれを起こす原因であります。

今回もヘルニアも疑われましたが、筋肉の緊張により首の関節の動きに不具合が生じたことで起こったしびれのようでした。

しびれと一緒に筋力がおちた、動かしにくい、急に細くなってきたとかがあったらすぐに病院を薦めます。


血液が流れなくなると、細胞は死にます。
細胞が死ぬほどの血行不良でなかったとしても、やはり細胞は傷つきダメージを受けます。

今回の方のしびれは、筋肉の固さが血行不良が神経細胞にダメージを与えて起こしていたものと考えられます。
頸椎の関節の問題もありましたが、これも筋肉が原因。

その為普段の生活から筋肉が固くならないように意識してストレッチなど少しずつ動かしてもらうようにしました。
少し時間がかかりましたが神経細胞に十分に血流が流れ、細胞が回復すればあとは勝手にしびれは治まります。

少しのことを意識すれば身体は勝手に治してくれます(^^)

治れない何かが身体に残った!それを探して取り除くのが我々の仕事です(_ _)

お困りの方はお気軽にお問い合わせください♪