腰痛と神経障害性疼痛
こんにちは、高田馬場の整体院UPrightの大竹です。
先日テレビの健康番組で紹介されていた、盲腸の手術痕が原因で腰痛をひきおこしていたという話をやっておりました。番組内の解説では手術後、傷跡の神経がうまく修復されずに周辺の筋肉に影響を与え腰痛が起こったということでした。
手技療法を行う我々も病歴や手術歴を気にしており、同じように腰痛や股関節、膝などの痛みが手術などの傷跡が原因で起こってしまっている人が来院されることもあります。
当院では、神経の修復が痛みの原因と考えず、皮下組織、筋膜などの軟部組織が癒着してしまうことで皮膚の動き、筋膜の柔軟性、筋肉の弛緩収縮などの機能障害を起こしてしまい腰痛や股関節、膝などに痛みが起こると考えております。
皮膚や筋膜などの軟部組織は、爪先から頭まで連結しているためお腹の傷が原因で股関節の可動に問題を起こすこともありますし、腰の傷が膝や肩などに影響を与える場合も考えられます。
徒手療法の一つに整体ではなく整皮という皮膚を整えるものもあるくらい皮膚やその下の筋膜の動きは重要になっているため手術などの傷口がきれいにふさがったとしても、皮膚や筋膜の機能が阻害されたままになってしまうこともあるため問診時に把握しておくことが必要になります。
また軟部組織の癒着は傷跡だけではなく、炎症が起こった後にも起こる可能性があるため慢性的な身体の痛みの場合は、関節や筋肉、皮膚などの動きを確認することも大切になります。
医学的に慢性痛の一つに神経障害性疼痛が原因として考えられておりますが、インターネットの説明では、本来痛みを感じるはずの無い神経根の圧迫が痛みの原因とされていたり、神経の修復がうまくいかなかったなどと書かれていますが、実際の理由は良くわかっていないようです。
テレビで紹介されていた症例では、薬を1年ほど服用することで痛みが治まったそうです。
実際、薬が必要な場合もあるので専門医の受診も大切になりますが、手技療法ではまた別の解釈や方法を用いて対応することが可能な場合もあります。
薬を服用しながらでも、手技療法を並行して行うことで改善も早くなる可能性があります。
しつこい慢性痛でお悩みの方は一度ご相談ください(^^)
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