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ヘルニア?坐骨神経痛→施術と運動療法

2024/04/09
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坐骨神経痛、40代男性。

去年末位から坐骨神経痛。
歩行が辛い、くしゃみが痛む、前屈出来ない、しゃがむの辛い、座っているのも辛い等々。

整体、接骨院、病院を巡りヘルニアと診断される。
手術するほどの状態ではなく、ヘルニアの治療として医療機関で理学療法。

半年ほどリハビリをするが効いているのか分からない。さてどうしたものかというところで、とあるご縁で当院へ。

 

色々と検査など身体の状態を確認すると、ヘルニアの兆候はあります。が、半年病院でヘルニアに対する治療をしても良くならない、と言うことは、別の見方が必要、他に痛みの原因があるのでは?

一旦ヘルニアによる神経根の障害は保留。
まずは筋性の坐骨神経痛の問題が無いかを確認。
典型的なものはトリガーポイント!
小殿筋、梨状筋などの殿筋が坐骨神経痛を発生させ、ヘルニアの症状と間違われることが多い(´-ω-`)

 

上半身、僧帽筋、広背筋の過緊張、痛みの逃避姿勢のためか滑らかな収縮・伸長運動が出来ない。
下腿、ふくらはぎ、スネの筋肉も緊張した状態。

実際に大転子付近の小殿筋に神経痛様のトリガーポイントを発見。

施術。
かなり手数を要した為割愛(_ _)
背骨と過緊張の筋肉を絡めて調整。
殿筋と広背筋の運動療法を伝える。

10日後再来院、坐骨神経痛はかなり治まりお尻に違和感が少しある程度のこと。
生活がかなり楽になった様子(^^)

引き続き全身の調整、運動療法の再確認、次回1~2週間位様子を見て再度来院してもらう事で終了。


今回のケースは、画像診断でヘルニアが確認されたのは間違いないとおもうのですが、坐骨神経痛という症状とヘルニアがイコールだったのか?が疑問( ´~`)
発症初期はヘルニアが原因の炎症が坐骨神経痛を起こしていた可能性、しかし数ヶ月も経って炎症は治まっていたとすると、、、

初期の痛みによる筋緊張や交感神経の亢進による血流不全、筋力低下、等々、神経痛様の痛みを起こす他の原因があっても不思議ではないかなと思います。

実際痛みによる日々のストレスは相当なものだったようで自分でも意外なほど精神的に落ち込みを感じたようです。

痛みの軽減と共に精神的にも落ち着いたとのこと。

ストレスが痛みを、痛みがさらにストレスを作ります(TT)
どこかで悪循環のループを止めなくてはなりません。